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君は僕のもの/NICO Touches the Walls

原田郁子の声に恋をした当時中学3年生だった光村少年が、
その想いを13年越しに伝えた。
アルベジオを効かせたギターのイントロから、
グルーヴ感の強い、ジャジーなサウンドに合わせて歌う。
28歳の彼の声には、初恋の「恋の甘酸っさ」ではなく、
「甘い」しか存在しない。
まるで熟れた桃のような香りを放つ。
それは、ちょっと麻薬のようで、
聴いてるこちらの顔が赤くなってしまうくらい。
完全に、その甘さに、聴く者すべて酔わせてしまう。
恥ずかしげもなく、ただ、甘く。
もし、10代の淡い恋の思い出に浸りながら、
この気持ちだけを歌いたいのなら、
今すぐカラオケに行って、マイク片手に、
思う存分に酔いしれば良い。
彼はロックバンドのヴォーカリストだ。
そのプライドを賭けて、突如見せる意地。
ソリッドなギターアンサンブルを突きつけ、
柔らかな桃の表面を痛めつけ、
募る想いを破壊させてしまう。
そして、その甘さは、切なさへと変化した。
エンディングに向かうにつれて、
「この声」が、自分のものだけに出来ないという、
彼の苦しい胸の内を、溜息交じりに歌い上げる。
「恋は盲目」。
いくら歳を重ねても、
やっぱり、これが恋の醍醐味。
女性アーティストのカバーといえども
これはれっきとした男性目線のラブソングだ。
そのクオリティを一度、確かめてみてはいかがだろう?


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by musicorin-nirock | 2014-08-29 23:07 | MUSIC | Comments(0)

ライヴレポート中心。GRAPEVINE と NICO Touches the Walls 、the HIATUS が好きです。記事の無断転載、引用はご遠慮ください。


by タナイユウ
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