世界が終わる夜 / ACIDMAN




10月23日、Zepp Tokyoで行われた”ACIDMAN New Single 「世界が終わる夜」発売記念ワンマンライヴ“に足を運び、初披露された「世界が終わる夜」を聴いてきた。

穏やかな波のようにとても静かな始まりで、一歩一歩を踏みしめるように、ゆっくり丁寧に音を鳴らしていく。そして迎えたエンディングでは、身の毛もよだつくらいの最上級の盛り上がりを見せた。この日は、特別にレコーディングに参加した四家卯大ストリングスも加わり、3ピースのダイナミックなバンドサウンドと繊細な弦楽器が重なり生まれたハーモニーは、一概にエモーショナルという言葉で言い表すことを拒みたくなる程に想像以上の感動をオーディエンスにもたらし、熱気で噎せ返っていたライヴハウスに神が宿ったかのような、神聖な空気が充満していた。

ACIDMANは一貫して「死」をテーマとした作品をリリースし、そんな中で震災が起こり、大木伸夫(Vo&G)は死とどう向き合うべきか、どう表現していくべきか、を悩みに悩み、また表現者としての責任を感じていたのだと思う。しかし、自ら掲げたテーマについて様々な角度から見つめ直しその結果、彼が見つけたものは当たり前の日常であり<君は笑ってくれたね 僕はただそれが うれしくて/世界が終わる事なんて 些細なことさ >と歌えた。それは、広い世界から見たらとても小さな真実だが、誰もが共感できる大きな事実だ。

そして、この曲のプロモーションビデオのエンディングで大木が見せている涙は、彼自身もこの曲に救われていることを物語っているように感じる。


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by musicorin-nirock | 2014-10-27 18:35 | MUSIC

主にNICO Touches the Walls について書いておりますが、他にはGRAPEVINE と the HIATUS が好きです。記事の無断転載、引用はご遠慮ください。


by タナイユウ
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