2015年 01月 23日 ( 1 )

“ No Longer Strangers” / Nothing's Carved In Stone

Nothing's Carved In Stone(以下NCIS)の6th アルバム『Strangers In Heaven』を引っ掲げ、昨年行われたツアー「Strangers In Heaven Tour」 。こちらのツアー・セミファイナルの映像が1月14日、LIVE DVDとしてリリースされた。

紗幕越しに始まる“キマイラの夜”から“7th Floor” にかけて、打ち込みとシンセを使ったデジタルな音像が神秘的な空気で包み込むが、ドラムカウントが入り始まる“ツバメクリムゾン”のイントロで漂う緊張が一気に緩和。ヴォーカル・ギター村松拓の「行こうぜ!」という掛け声がオーディエンスをさらに沸き立て、湧き上がる大歓声とハンドクラップ。そして、オーディエンス一人一人の気持ちに応えていくよう、”踊るロック”ナンバーがガツンガツンと投下される。上がり続けるフロアの熱量が画面を飛び越えダイレクトに伝わり、しかもその熱量というものが、このライヴのエンディングまでキープではなく、上がりっぱなしなのだから、凄い。

容赦を知らない4人の姿をまじまじと見ていると、正に“実力派プレイヤー集団”としか言いようがないのだ。安定感をキープしつつタイトなビートを刻み続け、NCISのダイナミクスの鍵を握るのがドラムス・大喜多崇規。ファニーなプレイスタイルでフロアの盛り上げ役に徹しつつも、常に攻撃的に弦を弾くベース・日向秀和。時に繊細に、時にエッジィに。魔術師のよう自由自在にギターを操り音を鳴らし続ける生形真一。そして、ライヴが進むに連れ、力強さがぐんぐん増す村松のヴォーカル。(彼はヴォーカリストとしてさらに開花し続けるであろう、可能性を秘めている気がしてならない)。火花を散らすかのように激しくぶつかり合い、4人が起こす化学反応はぐらぐらフロアを震わし、圧巻のステージを繰り広げていく。

このアルバム『Strangers In Heaven』は昨年8月にリリースされ、オリコン10位という記録を出した。つまり、多くの音楽ファンが手に取ったアルバムであり、「Nothing's Carved In Stone」というバンド名がたくさんの人の目に触れた事が自動的に証明される。2014年はメンバーにとって、例年以上に濃厚な一年であったに違いないし、だからか、ラストの村松のMCでファンへの感謝の言葉をストレートに伝える姿と、彼の言葉を聴く3人の「達成感」がにじみ出ている表情に、グッとくるものがある。
そして、ラストの“Shimmer Song”で<誰だってそうだろう/孤独な夜を越え/夢見て傷ついて/でも前を見る>と語りかける彼らの説得力。確実に手ごたえを感じているからこそ生まれた自信が、NCISの音に強く根付いているのだ。

このライヴは、バンド結成から現在まで集大成に当たるだろう。私自身、
飽きることなく何度も見続けてしまっている、本当に素晴らしい映像だ。Nothing's Carved In Stone。2015年もますます目が離せないバンド。彼らの音が大きなステージで鳴り響く、今年はそんな夏を迎えられそうだ。

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by musicorin-nirock | 2015-01-23 21:43 | LIVE DVD