「ほっ」と。キャンペーン

カテゴリ:MUSIC( 17 )

Nothing's Caeved In Stone 『Existence』を聴いて


        

そもそもNothing's Carved In Stone は出発地点から当たり前のように「かっこいい」バンドだった。2008年に活動休止したELLEGARDENのギター・生形真一が始めた新バンド。ベースはストレイテナーの日向秀和、ドラムはFULLARMORの大喜多崇規という錚々たる面子に、その実力も窺える3人がバンドのフロントマンとして迎え入れたのがABSTRACT MASH(現在活動休止中)のヴォーカル・ギター村松拓である。
村松は一言で言うと、かなりのひょうきん者だ。しかし、一度ステージに上がるとボロボロと化けの皮がはがれ落ち、野心剥き出しの情熱的な歌声を放てば、ライヴ終盤を迎える頃になると、恐ろしいほど覚醒している男である。彼が生形・日向・大喜多に対しコンプレックスを持っていたことは、雑誌の個別インタビューで語られているが、今では彼の存在がバンドやリスナーに莫大な影響力を与えていることは言うまでも無い。

メジャーからインディーズへと返り咲いた2015年にリリースされた前作『MAZE』以降、NCISのバンドサウンドはやんちゃになった。とにかく自由奔放で、その姿はまさに破天荒な暴れ馬。そして今作『Existence』では更に個性が強くなった4者4様のプレイスタイルで、メンバーは容赦なく大爆走当たり前にのようにかっこいいバンドとしてNCISは誕生し、そのかっこよさは衰えることなく、バンドの進化とともに磨かれている。ところが「今のNCISは私達リスナーにある硬派なイメージを、自ら壊しにかかっているのではないか?」と『Existence』を初めて聴き終えた後、私はふと思ったのだ。

活動初期の頃は英語一辺の歌詞であったが、メンバーは日本語で歌詞を書き、村松が歌うようになった。そして、より人間味を帯びた楽曲が次々と誕生し(例えば”きらめきの花”という曲が生まれたことがそうだが)ライヴで観客とコミュニケートしていく中で、彼らにとって歌”の在り方が大きく変わった。『Existence』のラストにはゲストミュージシャンにヒイズミマサユ機(Key)を迎えたバラードナンバー”Adventures”が選ばれているのだが、理由はここに繋がるだろう。つまり今作『Existence』は明らかにNCISにとって大きな節目になるアルバムであり、また、バンド史上多彩な楽曲が揃っている視点からみると、NCIS自身が”Adventures”(冒険者)であり続けることを決意表明でもあるのだ。

今年でバンド結成9年目を迎えるが、いつだってエキサイティングなステージを展開し、胸の中にある熱を確かめさせてくれるNCISの核(コア)が『Existence』には詰まっている。ドクドクと鳴る4人の鼓動を是非手に取り、身体全部で感じて欲しい。

        


[PR]
by musicorin-nirock | 2017-02-25 21:12 | MUSIC | Comments(0)

1125/2016

NICO Touches the Wallsが毎年11月25日に開催している「1125(イイニコ)の日ライヴ」(以下1125)。その去年の1125について書いたブログが未だに読まれているようで「ライヴレポか?」と期待して訪れて頂いた方、去年私はチケット取れない組でした。今更ながらすいません。

さて今年の1125のテーマは、インディーズ時代にリリースされた2枚のミニアルバム『Walls Is Beginning』通称青盤と『runova×handover』通称赤盤を再解釈。青盤に収録された曲は近年のライヴでも披露されることは割とあったけれど、赤盤に関してはライヴで聴いたことない曲が後追いリスナーの私にとっては半分以上。それでも、この2枚、特に赤盤はNICOのアルバムの中で一番好きです。良いんですよ、ロックンロールにメッセージなんて無くて。とにかくヒリヒリしていて、自墜落で排他的なNICO。最高じゃないですか。ただ、当時のライヴ映像を観ていると、メンバー皆、なんだがとっても背伸びしてるように見える。

MUSICA最新号に掲載されているVo&G光村龍哉による単独インタビューで、彼は今、自分ベースで音楽を続ける重要性を感じ、その意志を力強く述べています。『今の俺は、自分が作った曲を自分で聴いて楽しくなりたいんですよね』と。しかも昔の曲を演奏すると疲れてしまうという本音まで。なのに、今回の1125は青盤と赤盤の再現。1125はファン感謝祭でもあるので、今もなお人気のある2枚のアルバムを演奏してくれる、その気持ちに応えてくれた想いはありがたく受け取りたい。でも、本当にそれで良いの?

NICOほど原点と向き合い続けてきたバンドを私は知りません。ロックバンドがロマンを描けるのは、様々な過去を乗り越えていくために、後ろを振り返らず、突き進んで行くから。だけどNICOはちょっと特異で。彼らは原点、つまり過去を見つめ直さないと、前に進むことは出来なかった。なぜなら、若くして飛び出してしまった大舞台以降、茨の道を歩むことになってしまったから。そんな自分達の過去を、なかなか受け入れる事ができなかったから。彼らは後ろを見つめながらがむしゃらに進むしかなかった。そして今、そこからやっと解放されたのだから、もっと自由に、バンドの現在地を大いに鳴らしていくべきなのでは?

…という気持ち悪い想いを抱えたままで25日迎えても仕方ないから、2枚のアルバムを冷静に聴いてみたり、光村のブログを遡って読んでみたり。そして見えてきたことがあります。

今年2016年は、青盤と赤盤のリリースから10年目。そんな記念すべき年に開催される1125は、その節目を持って「バンドの原点を見つめ直す」という意味合いだけでは無いんじゃないかと。私が今回のライヴで一番重要だと思うのは「2枚のアルバムの融合から成る世界を完成させる」こと。さらに突っ込んで考えていくと、年始に光村がTwitterで「いつかやりたい!」と呟いていたロックオペラの存在が、ほんやりと浮かび上がる。

時間があったら2004年~2006年あたりの光村のブログを、1125に行かれるまでに読んでみたら、今回のライヴかなり楽しめると思います。アルバムの歌詞が当時の彼の頭の中、そのままです。だけどされど10年。演奏技術、歌唱力、表現力、ミュージシャンとしての自我の芽生え、そして20代から30代を迎えたことからの精神的な成長などが確実に+αされ、しかも楽曲の傾向からして実にアーティスティックな時間に、今年の1125、なると思います。

これはあくまでも私個人の推測です。聴く人によっては思い出深い曲が始まれば懐かしい気持ちが生まれるだろうし、きっと今回のテーマ決定の意図もMCで話してくれるだろう。何よりライヴが真実なので、あまり強気に発言はできないけれど…。

NICOには本当に振り回されているなと思うし、それがこのバンドの面白さなのかな。ただもう最近は、昔のNICOが良いとか今のNICOが良いとか天秤に掛けていること自体がナンセンスだと感じていて。どちらにせよ、既存曲のライヴとは言え、新たな出会いになるかもしれない。

当日、遅刻だけはしないようにします。と言うことで、1125まであと3日。


[PR]
by musicorin-nirock | 2016-11-22 21:34 | MUSIC | Comments(0)

“My Instant Song E.P.” / MONOEYES



その音を耳にしたら一瞬で、目の前の景色が変わる。音楽が好きな人なら誰でも、一度は経験したことがあると思う。もし「そんな経験まだないよ」という人がいるなら、MONOEYESのデビュー作『My Instant Song E.P.』を聴いてみて欲しい。

今年の頭に突然発表された細美武士のソロプロジェクトは「MONOEYES(モノアイズ)」というバンド名で、6月24日にデビューした。メンバーはギター戸高賢史(ART-SCHOOL/Ropes/Crypt City)、ベース&コーラスは、細美とは長くつきあいのあるスコット・マーフィー(ALLiSTER/スコット・マーフィー/スコット&リバース)、そして、the HIATUSのドラマーとしても活躍している一瀬正和(ASPARAGUS)。3人とも現役バリバリで熱いロックを鳴らし続けている男たちだ。私は、バンドメンバーが発表されるまで一体誰なのだろう?とドキドキしていたけど、4人の並んだアー写を見た瞬間、1人にやけてしまった。なんていうか、学生時代にいつも一緒に連んでいる仲間と「バンドやろうぜ!」というノリで集まった4人みたい・・・と言えば良いのかな。バンド結成の背景のあるものが「熱い友情と多大なる信頼」の2つのように思えて、「あぁ、もう、本当に細美武士らしいよなぁ」って、馬鹿みたいにニヤニヤが止まらなかった。

細美と言えば、ELLEGARDENのギター・ヴォーカル。細美と言えば、the HIATUSのヴォーカリスト。また、最近の細美と言えば、盟友TOSHI-LOW(BRAHMAN/OAU)とのユニットthe LOW-ATUSの『みーちゃん(細美の愛称)』として2人で漫談したり、新旧洋邦問わずカヴァーソングを披露する。でも、このMONOEYESの細美は、四方八方どこからのぞき込んでも、100%細美武士。力強くて、繊細で、ちょっぴり青くて、でも大人で。久しぶりにパワーコードに乗る細美の声を聴いていたら、メロディック・パンクを歌わせたら彼しかいない、と思ってしまうほどだった。そして、そんな3曲を初めて通して聴いた後、私はとても不思議な感覚に包まれた。それはまるで、音の中で細美と会話していたような感覚だ。歌詞の中に登場する、“僕”が細美で“君”が私なんてことは200%あり得ないけど、このE.P.がもたらす距離感は「本当にそうなんじゃないか?」と疑ってしまうほどに、近い。そして、細美はこんな言葉をかけてくれている気がしたのだ。「お前は今、一人かもしれない。でも、決して独りではないんだ」。

もちろんメンバーがいるし、演奏面では彼らのエッセンスがしっかりと注ぎ込まれていることは確実だけど、あくまでも細美武士のソロであることを前提にこのE.P.は作られたのだろう。そして、上の“My Instant Song”のPVを見ていて思ったのだが、細美が楽しそうなのはもちろん、戸高、マーフィー、一瀬の3人は細美以上に楽しそうだ。彼らは細美と一緒にバンドが出来る喜びをストレートに音にしている。だから、見ていてこちらも笑みがこぼれるし、なんだが無性に泣けてきてしまうし、結果的にそれが細美武士なんだよなと思う。

ただ、この幸せな気持を生で体感できるのは、4人だけではない。7月下旬からは全国ツアーが始まり、夏フェスにもバンバン出演することが決まっている。4人と一緒に歌い、泣き、踊り、飛び跳ね、ただただ、音の幸せの中で「独りじゃない」ことを、これから多くのリスナーが味わうことになるだろう。そして、何よりこの旅の始まりが、東北という場所からなのも、もう本当に彼らしい。





[PR]
by musicorin-nirock | 2015-06-25 22:05 | MUSIC

“まっすぐなうた” / NICO Touches the Walls



こんなに首を長くして、彼らの新譜を待ちわびたのは初めてだ。ツアー初日の豊洲PITで、初めて"まっすぐなうた"を聴いて以来、「遂に来たな!見せたな!聴かせたな!」という手応えが、もの凄く私にはあった。

先日アップした富山MAIROのライヴレポートでも、この曲について色々と書いたけれど、改めて歌詞の一部始終を読んでみたら、その内容に驚いた。光村が今まで書いてきた歌詞の中でも、ここまでストレートなものは見たことがない。

いや、強いて言うならば、昨年リリースされた“天地ガエシ”ぐらいだろうか。「リベンジソング」と恥ずかしげもなく掲げ、そうして自分達にムチを打たなきゃ、二度目の武道館ライヴは納得のいくものには出来なかったはずだし、また、付け加えるなら、この武道館の翌日発売というタイミングで、曲が産まれて15年近くお蔵入りしていた“TOKYO Dreamer”を世に放つことが出来たことで、10代のピュアな気持ちで音楽と向き合う姿を、リベンジ出来た自分達を重ね合わし、新たなステージに立つことを宣言できたのだから、“天地ガエシ”が彼らに与えたものは、とてつもなく大きい。

でも、“まっすぐなうた”は、この流れを覆してしまうほどに「1人のミュージシャンとして、1人の人間としてこうありたい」という光村の正直な姿が描かれている。というか「ここまで言ってしまっていいの?」と思う部分すらある。

では、どうしてこんなにも曝け出してしまったんだろう?と考えてみたのだけど、一つはアコースティック・アルバムの存在であって、そしてもう一つが、バンドのキャリアが10年以上で立場が中堅に変わり、メンバー皆が今年に30歳になること。これは、かなり大きく関係していると思う。私自身も30歳を既に過ぎているからわかるけど、もう20代のような「若さのままに、勢いのままに」は確実に出来なくなる。30代というのは、若さだけでは許されなくなるからこそ、本気で「自分自身」で勝負していかなきゃいけない(私自身も修行中なので説得力には欠けてしまうけど、でも、)そういう年代だ。ただ、彼らの場合は、武道館リベンジとアコースティックアルバムによって、バンドの今までを振り返り、過去を認めざるを得なかった昨年があり、嫌でもそれには気付かされてきたと思う。だからこそ<間違ってた なんか全部間違ってた>と過去を否定できて、否定したことが自分自身を認めることになり、この曲はポジティヴなエネルギーで溢れている。前回のブログでも同じような事を書いたけど、この曲はバンド結成11年目のデビュー曲と言っても良いし、「本当は、俺はこうありたいんだ」という熱い想いを、20代最後の年に光村がようやく歌ったことで、バンドはこれから大きく変容すると思う。

例えば、この曲を光村1人で、アコギ一本抱えて弾き語ってみても、それはそれで「泣けるブルース」になりそうだけど、アッパーなビートで大音量のバンドサウンドを鳴らすNICO Touches the Wallsの方が、圧倒的な説得力がある。そして、光村にはこの曲だけは、大声で叫ぶように歌って欲しいし、10年後、20年後に、もしこの曲を歌う時があったら、多少体力的にしんどくても、そうであって欲しい。

正直、私はこのバンドに対して迷うときがあった。でも、この“まっすぐなうた”を聴いて、私の迷いが「間違っていた」ことに気付き、彼らの音が好きなことは、何も「間違っていない」ことに気付いた。

[PR]
by musicorin-nirock | 2015-06-24 21:19 | MUSIC

“ Howdy!! We are ACO Touches the Walls ” / NICO Touches the Walls

2月3日。

2月4日の発売日の前日に当たるフラゲ日。いつものように渋谷にあるタワーレコードまで『Howdy!! We are ACO Touches the Walls』を買いに走った。無事に購入後、帰路に着き、色々とやることを済ませていたら、既に深夜近い時間。明日も仕事で早朝に起きなければならなかったが、せっかくなので、コンポの電源を入れた。


しかし、一度アルバム全曲聴き終えると私の頭に「?」が浮かぶ。いつものような衝撃がない。良くも悪くもサラリと聴ける。発売前に行われた先行視聴の時の、思わず胸が詰まってしまったような、感動が沸き起こらなかった。「こんなはずないだろう」と、それでもう一度聴いた。そして、はっきり答えが出てしまった。「正直、お腹いっぱいだ」。もう十二分にNICO Touches the Walls(以下NICO)の魅力をわかっているし、何よりこのアルバム収録曲が、彼らの代表的なシングル曲が8曲に、アルバム収録曲が1曲、そして書き下ろしの新曲1曲という内容であることが、不服だった。昨年2月にベスト盤をリリースしているのに。「なぜ、ここまでして過去の作品に拘り続けるのだろう?もう、十分証明したじゃない?」という歯痒さを感じてしまっていた。NICOの2014年を振り返ってみると、自身のキャリアを総ざらいするようなライヴを年中繰り広げ、無事、日本武道館公演のリベンジを遂げた。多彩な楽曲を生み出し、抜群の演奏力を持つバンドであることを、確実に証明し、彼ら自身も自分達を受け入れることができた。バンド結成10年目に相応しく、華やかかつ濃厚で濃密な一年間を過ごせたはずだろう。私自身も、2013年の1125(イイニコ)の日ライヴで、二度目の日本武道館公演のリベンジ宣言を受けて以来、彼らのリベンジを果たす姿を見届ける為に必死であった。これまであまり見せてこなかった剥き出しの姿に涙を零し、時に励まされた一年。彼らとの距離もぐっと近づき、最高のロックバンドであることを全身で体感してきたからだ。


それでも、しぶとく私はこのアルバムと向き合った。そして、少し時間がかかってしまったが、しばらく聴いていくうちに、このアルバムをリリースする必要性は100%あることを確信した。


元々はCD特典で付けていた、アコースティック・セッションを映像化したDVD『アコタッチと呼んでみて☆』を一つの形にしようというとコンセプトだったらしいが、目的はそれだけではないと思う。アコースティックとなれば、歌唱力、演奏技術、曲の持つ力そのものの全てがお見通しであり、言うまでもなく「実力」が試される。しかし、彼らは敢えてそのスタイルを貫き、持ち前のアレンジ力で、オリジナルとは違う新たな世界を構築させている。楽曲のクオリティの高さはさることながら、1人1人のプレイヤーとしての演奏技術も申し分なく、一発録りで挑んだことから伝わるスタジオの臨場感は、一度彼らのライヴに行ってみたいと思わざるを得ないほどに生々しい。また、デビュー当時から「ロック・バンドとはこうであるべき」と高い理想を持っていたNICO。理想と現実の狭間でもがき苦しみながらも、着実に身につけた自信と、強いバンドの結束力が培われていくうちに、若くして背負っていた様々なモノから解放されて行ったのだろう。切磋琢磨の10年間を経て、常に笑い声が絶えないような空気を纏う、今の彼らの姿を見ていると、やはりアコースティックが一番似合う。

今年でNICOは結成11年目を迎え、昨年武道館で約束したとおり、彼らは次なるリベンジを控えている。その為にはやはり、今までNICO Touches the WallsのCDを手に取ったことのない人達が手に取り、聴いてもらわないと意味が無い。アニメ主題歌やCMタイアップを勝ち取り、お茶の間を賑わした一面もあるからこそ、バンドの本質を見せなければならない。若手から中堅バンドへとステップアップしたことで、リスナーのバンドのとらえ方も変わるだろうし、求められるものも変わってくる。だからこそ、アコースティックという「難」な手段を選び、キャリア総括するような曲目を見直す。そして、初のビルボードのステージに立つことで、今の自分達を試そうとしているのだ。


今回の一件で、私は改めて彼らのポテンシャルの高さに脱帽し「お腹いっぱい」と思ってしまった自分が完敗したことを実感した。そして、初めてアルバム収録曲を1曲づつレビューする事を試みることにした。至らぬ部分もあると思うが、今までNICOの生み出してきた楽曲の良さを、やはり、たくさんの人に知ってほしい。また、アコースティックと聞けばどこか保守的なイメージがあるが、それとは逆に更に進化させてしまった姿を、是非体感してみて欲しい。そして、これは私の勝手な予測だが、今年彼らはアルバムをもう一枚出すのではないかと思う。ロックバンドとしてのプライドを賭けて。リスナーの胸ぐらをガッ掴む勢いで。堂々と、笑顔で差し出してくるはずだ。その時、彼らに一番似合うステージは、一体どこなのだろう?今は、ただただ、NICOの2015年に期待が膨らむ一方だ。



***************************************************************






①口笛吹いて、こんにちは
このアルバムの為に書き下ろされた新曲。イントロのメンバーによる口笛といい、陽気なモータウンビートといい、聴いているだけでハッピーになれる曲。NICOの曲は、主人公が孤独と向き合い、答えを見つけ出すためにもがく姿を歌う作風の曲が多い。その主人公が光村龍哉(Vo&G)自身やバンドであると、ここ最近の楽曲からは読み取れたが、サビで<寂しがりな君がいる/もう大丈夫>と、聴き手に手を差し伸べ<君に会いに行く>と、恥かしげもなく歌えるようになった。これは正しくリスナーに対する素直な気持ちであり、何より結成11年目の「逞しさ」が強く感じられる。


②手をたたけ
某携帯電話会社のCMソングであり、NICOといえば“手をたたけ”というイメージを持っている方も多いだろう。しかし、2013年の『1125(イイニコ)の日ライヴ』では「“手をたたけ”ばかりやってられない(苦笑)」と光村が本音を漏らした場面もあった(実際に、この日のライヴでは演奏されなかった)。とは言え、ロック・フェスではもちろんワンマンライヴでも必ず披露され、最後のサビではオーディエンスとのシンガロングも生まれる。やはりこの曲は、彼らにとって永久不滅のロック・アンセム。ヴォーカル・ギター・ドラムというシンプルな編成でアレンジされ、ドラムの力強いリズムによって、アイロニーが込められた歌詞とキャッチ―なメロディぐっと引き立ち、曲本来のタフさにガツンとやられる。


③THE BUNGY
“手をたたけ”からメドレー形式で“THE BUNGY”へと流れる。元々アッパーなアレンジではあるが、テンポアップしたことでさらにアグレッシヴな姿に変貌。ガットギターに挑戦したという古村大介(G)の速弾きのイントロには完全にノックアウトされてしまい、間奏部分の4人のソロ回しも、息をする間もないほどに目まぐるしく、これは実際に演奏する4人の姿を是非見てみたい。途中のブルースハープでブルージーにとルーツロックの香りがプンプンするが、今のNICOの「勢い」そのものと言うべき、生々しくも潔い、カントリー・ロックン・ロール。


④天地ガエシ
昨年8月に控えた二度目の日本武道館公演に向けてのリベンジソング。オリジナル自体t、アイリッシュの要素を活かしたアコースティック・サウンドであり、このアルバムの道標になっていると考えられる。ライヴで演奏されると、彼らの望んだサークル・モッシュがサビで沸き起こり、大変盛り上がる曲。しかし、テンポを落とし、歌詞とメロディをしっかり聴かせる事で、剥き出しの想いがひしと伝わってくる。まるで、彼らのリベンジの裏舞台を垣間見ているような気分になる。


⑤夢1号
光村の夢の中で生まれたメロディを、実際にそのまま曲にしてしまった、というエピソードを持つこの曲。小刻みなドラムアレンジを始め、ジャジーなバンドアンサンブルが非常に心地良い。また光村がスウィングを意識したというヴォーカルや、柔らかなファルセット。メンバーの美しいコーラスワークが醸し出す色気には恍惚としてしまう。4人が年齢を重ねるごとに、当たり前だが曲も成長していく。これはNICOが魅せた成熟の一面。


⑥ホログラム
先日、この曲の発売時、彼らが表紙を飾った音楽雑誌『音楽と人』(2009年9月号)の記事を改めて読んだ。初めてのアニメ主題歌ということで、曲に自我を投影せず、いかにたくさんの人に受け入れてもらえるかに重きを置き、作られた曲である。因みにメンバーは当時24歳。この転機に全力投球する4人のインタビューが瑞々しく、夢やロマンを追い求めるバンドマンとして姿が印象的だった。よって、それまでの楽曲とは作風が明らかに違う。でも、だからこそ生まれたグッドメロディであり、胸を打つ言葉であることを、このアコースティック・アレンジがはっきりと証明している。<真っ白な景色にいま誘われて/僕は行くよ/まだ見ぬ世界へ>という当時の真っ直ぐな気持ちを、29歳の光村はどんな気持ちで歌っているのだろう?彼の声が優しく体の細部にまで染み渡り、繊細なギターアレンジも非常に凝っていて美しい。


⑦芽
2ndアルバム『オーロラ』の収録曲。昨年の1125の本編ラストに披露されたことが記憶に新しく、また光村一人の弾き語りのステージでも何度か歌われている。何よりも、この曲は歌詞の持つ力にグッとくる。自分に与えられた命と向き合い、今を一生懸命生きていく全ての人々への、普遍的なメッセージソング。年齢と共に様々な経験を重ねてた彼らが演奏することで、オリジナルにはない説得力が生まれた。名曲である。


⑧Diver
一発録りの臨場感が良く味わえる曲である。特に対馬祥太郎(Dr)のドラムに注目して頂きたい。ポイントは躍動感あるスネア。1回し目のAメロからBメロに入る時、また、最後のサビへと向かう時のダイナミックな抑揚が、曲に大きな表情を付けドラマティックな演出している。通常ならば、バンドサウンドで隠れがちになってしまいがちだが、アコースティックだからこそ味わえるライヴ感がある。間奏のブルースハープはギター古村が担当。普段とは違う楽器に挑戦したこともバンドを楽しんでいる証拠だろう。


⑨Broken Youth
昨年の武道館では堂々の1曲目を飾った。疾走感漂うドラムのイントロが鳴り響くと、瞬く間にホール一体を多幸感で包み込んでしまったのだが、緊張の瞬間を4人と共に味わったこの曲は、大仕事を終え「ほっ」と肩の力が抜けたような開放感に包まれている。ゆったりとしたカントリーテイストで、思わず体を揺らしながらサビを口ずさんでしまいたくなる。音楽サイト『ナタリー』 で行われた「初アコースティック盤発売記念!メンバー全曲解説」 では坂倉心悟(B)が「不思議なほど自分たちにしっくりくるんですよね、このアレンジ。」と話しており、納得。今年メンバー全員が30代に突入する事もあって、大人の“Broken Youth”と呼んでみようか。でも、まだまだやんちゃな自分達でいたい、と歌っているような気もするが(笑)。


⑩ニワカ雨ニモ負ケズ
こちらもガットギターを使ったギターのイントロが印象的。スパニッシュテイストにアレンジされ、跳ねる光村のヴォーカルがラップのようでもあり、キーの高いサビではしっかり聴かせ、持ち前の底力を発揮。そして間奏のギターの速弾きは光村も担当し、本場スペインにも負けない情熱的な名演が繰り広げられている。細部にまでこだわり抜かれ、おしゃれに決めたアレンジではあるが、安定した対馬&坂倉のビートからは、裏を強く感じられるのでノリ易さもバッチリ。


⑪バイシクル
ちょっと長めに。昨年、武道館のステージでもアコースティックバージョンで披露され、大きな感動を観客に与えたこの曲。オリジナルは、まさに坂道を駆け降りていくようなアッパーなビートに、どこか青さが混じるギターサウンドで、聴き手に爽快感を与える非常にポップな仕上がりになっている。しかし、歌詞をじっくり読み返してみれば、赤裸々な感情がそのまま綴られていた。今回収録されているのは、披露されたバンド編成ではなく、光村1人の弾き語り。この“バイシクル”だけは、凝ったアレンジもなく、丸裸のままだった。しかし、静寂に満ちた始まりは、申し分なく、とても優しかった。そして、徐々胸に抱えた苦しみを吐き出すかのように、光村は、自分自身を曝け出していく。彼が小学生の頃から夢見たバンドマンになり、理想を手に入れたからこそ、向き合わなければならない現実があった。その狭間でもがき続けた姿を、何一つ隠すことなく、歌に託す。それが今、ようやく確かな物語となり、美しく奏でられている。一人一人に起こった問題やバンド継続の危機など、数えきれないくらい乗り越えなければならない事があったのだろうけど、その過程で得た事や経験が確実に成長させ、そして、音楽の中でしっかりと生きている。それが何よりも彼らの強みであることを、“バイシクル”は物語っている。




[PR]
by musicorin-nirock | 2015-02-11 10:21 | MUSIC

“ Burning tree ” / GRAPEVINE

先月28日にリリースされたGRAPEVINE(以下バイン)の約2年振りのニューアルバム『Burning tree』。今作品で13枚目。そしてレーベル移籍後初のアルバムでもあり、発売前から大きな注目を浴びていた。実際に「大傑作」と唸る音楽ライターの方々の声を、雑誌やTwitterで目にする度に「早く手に入れたい!」という気持ちを抑えきれなかったリスナーが、大勢いたのではないかと思う。勿論、私もその一人だった。

決して派手なアルバムではないが、オープニングを飾る“Big tree song”が、所々に加わる打楽器や、メンバーによるハンドクラップも入ったことでハンドメイド感が強く、温かみと、何より生命力に溢れており、そこに“KOL(キックアウト ラヴァ―)”と爽快で浮遊感あるギターロックが続いた事で、久しぶりに「ポップなアルバムだ」という手応えを感じた。しかし、この期待を良い意味で裏切るような、冷ややかな空気を纏うサウンドに合わせ、心理描写を歌う“死番虫”と、アコギとピアノのアンサンブル、その裏で鳴り続けるストリングス(チェロ?)という美し過ぎるイントロから胸が締め付けられ、思わず目が潤んでしまった“Weight”が、心の深い部分をゆっくりと抉り続けていく。中盤にかけては、移籍ソング“Empty Song”の勢いのある分厚いロックンロールに、80年代のディスコ・グルーヴを強く感じさせる“MAWATA”など、ライヴでノれる楽曲もあり非常にバラエティに富んでいる。しかし、アルバムの後半には、スケール感のある、壮絶なバンドアンサンブルが淡々と展開されていく。彼らが積み重ね上げてきた全てから、余計な物を削ぎ落とし、更に磨き上げたバインにしか描き出せない音風景。そして、ラストの”サクリファイス”を聴き終えた後「感無量」という言葉しか出てこなかった。

そして、そこに一人ぽつんと立つ、このアルバムの主人公がいることに気づく。ヴォーカル・ギターの田中和将だ。私が、このアルバムの「リリック」に注目せざるを得なかったのは、彼が今の自分自身を、素直にさらけ出してしまっていたからだ。

前作『愚かな者の語ること』では内輪ノリ的な内容の歌詞が多かった。バンドメンバーとのセッションから曲作りが始まり、出来上がった曲に合わせ言葉遊びを交えながら、実験感覚で言葉を乗せていく。そんな空気感が全体的に漂っている。しかし『Burning tree』では、今の田中そのままの姿が、切々と綴られている。彼に芽生えた父性が、次の世代への愛や希望を願う。また、20年以上バンドマンをやってきたキャリアから見える自分自身に、どこか諦めを感じながらも、自問自答を繰り返す事で「生き抜いてやる」という底力を見せる。その背景には、明らかに彼が「死」を意識している事も実感できる。そして、メロディに乗る彼のヴォーカルからは、静かな情熱がひしと感じられるのだ。

かつて、田中が自分自身の過去と向き合い、初めて作品として生み出したのが3rdアルバムの『Here』である。表題曲の“here”では、自身の過去を辿り、もがき続ける心模様を淡々と描きながらも、<君や家族を/傍にいる彼らを/あの夏を そういう街を/愛せる事に今更気付いて>と「受け入れよう」と、最後の最後で力強く放つ。ところが、私はこの『Here』をどうしても好きになれなかった。どことなく痛々しく、何度聴いても辛い気持ちになってしまう。そんな単純な理由だ。しかし、それ以降のバインを聞き続けていくうちに、田中にとっては、音楽の中で過去と向き合うことが、大切な作業である事を実感していく。『Here』以降の作品にも、彼のもがきは顔を出すが、そういった過程の中で、表現者として確実に成長を遂げていく。そして、『Burning tree』で彼は、今でも一人抱えているであろう哀しみや痛みを、アルバムのテーマに変えたように感じる。それは、時と共に「受け止め方」が変わったと言えるし、何より、優れた作品を生み出そうとする、ミュージシャンとしてのプライドが、垣間見えるのである。

アーティストが表現し続けていく中で、作品に身を投げ出さねばならない瞬間は、必然的に起こってしまう事なのだろう。自分をさらけ出す事は、言ってしまえば一つの「賭け」だ。独りよがりになってはならないし、第一受け入れてもらえるか、今まで付いてきてくれたリスナーの反応が、アーティストの未来を決めてしまうとも言い切れる。しかし、さらけ出すことによって、歌詞に奥行きにが生まれ、サウンドはさらに成熟する。リスナーから見ても、アーティスト像が明確になることで、生み出されたが作品がよりリアルに心に届くのだ。

今回、田中の書いた「リリック」は、曲のクオリティを上げる為の選択肢の一つだったとしても、人間臭いこのアルバムを聴いて、何も感じる事の無い人はいないだろう。なぜならば、内に秘めた情熱がさらけ出されたことで、バインは自らが<燃えるような存在(サクリファイス)>であることを、はっきりと証明しているからだ。曖昧さを好むバインが見せた生々しさは、人を強く惹き付ける。間違いなく、私の人生に於いても確実に、響き続ける一枚になるだろう。


Burning tree (初回限定盤)

GRAPEVINE/ビクターエンタテインメント

undefined



Burning tree (通常盤)

GRAPEVINE/ビクターエンタテインメント

undefined




[PR]
by musicorin-nirock | 2015-02-04 21:43 | MUSIC | Comments(2)

“Gravity” / Nothing's Carved In Stone



Nothing's Carved In Stone、2015年第一弾シングル『Gravity』。前回のブログに書いた、LIVE DVD『No Longer Stranger』と同日にリリース、かつ、実際に「ツアーの合間を縫って制作」されていたと、あるラジオインタビューで生形(G)が答えていたとおり、ライヴのエネルギーがそのままギュッと詰め込まれた一枚だ。

イントロの歪むベースの上で繰り返される繊細なアコギのフレーズ。堅固なリズムに合わせ、流れるようなハイトーンヴォイスのサビ。彼らが創ったスペーシーな空間には「美しさ」と「激しさ」が混同し、限界点に達したときにようやく手に入れる事ができた美学と言い切ってもいいほどに、かなりストイックに突き詰めた感がある。

また、2曲目の『GOD HAND GAME』は、かなり凝ったアレンジが施され、予想できない展開にかなり驚かされる。躍動感のあるドラムが印象的なBメロが、3パターン目でストリングスに包み込まれるなど、実にドラマティックであり、ロマンが感じられる。

初回限定盤にはライヴ音源が入っており、この楽曲が生み出された“ヒント”が見つかるかもしれない。

にほんブログ村 音楽ブログへ

にほんブログ村 音楽ブログ CDレビューへ

[PR]
by musicorin-nirock | 2015-01-24 22:43 | MUSIC

Empty Song / GRAPEVINE

渦巻くようなギターのイントロから始まるダイナミックなバンドサウンドは、いつにも増して力強く胸に響いたのだった。何よりこの曲が持つグルーヴ感は、実際にGRAPEVINEのにライヴに行ったときに感じるあの感覚と変わらない。一言で言うなら生々しい。それが「Empty Song 」を聴いた時の第一印象だった。

GRAPEVINEは2014年の春にレーベルを移籍。その第一段シングルには、移籍を意識したものを作るというコンセプトが元々あった。よって、GRAPEVINEが新しい環境に身を移した結果、この「Empty Song 」は生まれたのだ。広々とした滑走路から再び長い旅へと飛び立とうとしている彼らの心境を、田中和将(Vo&G)はシンプルなままに言葉にしている。そして何を隠そうこれが、今の田中の本音だ。

さらに付け加えるならば、わざわざハンドマイクを使ってレコーディングされたのだ。この田中のヴォーカルは、マイクを握り締める手汗までも伝わるような力の入り具合であり、声を張り上げるサビの高音部分なんて、私の自宅のステレオが破裂しそうになるほどの凄まじい響きを見せている。

タイトルに「Empty Song」(曲中では<むなしき歌>と歌われている)と付けてしまうそっけなさは相変わらずだが、GRAPEVINEの今後の活動に於いて、これはとても重要な1曲だ。だって、考えてみて欲しい。メンバー全員40歳を過ぎたベテランバンドが突然訪れた環境の変化をきっかけに、剥き出しの本心をさらけ出してしまったのだ。何をそこまでする必要性は、彼らの長いキャリアから考えてみても、普通なら無いと思う。でも、彼らの中にはやらなきゃならない理由が明確にあったのだ。GRAPEVINEというバンドを続けてきたプライドと意地。そして積み重ねてた全てをこの曲につぎ込み再び舞台に立った時、他のバンドから一線を引いた孤高のロックバンドにのし上がる。彼らはきっとそれを今、証明したいのだと思う。

どちらかと言うとGRAPEVINEは、新しさよりも自分達の趣味嗜好を貫く、古風な感覚を持つバンドだ。だがその姿勢を守り続けていても、どんどん追いやられる一方なのが現実。移り変わりの激しい音楽の世界は、リスナー視点から見ても、とても厳しいものだとわかる。だから今、ここで(当初は考えてもいなかっただろう)アッパーな曲を投入し、業界にガツンとパンチを喰らわすことで自分達の存在感を際立たせる。そして自分達もパンチを喰らい、新しいGRAPEVINEを描こうとしているのではないのだろうか。






2015年1月28日にはアルバムリリースが決定し、2月には東名阪で対バンツアーも行われる。この勢い、誰が止められるのだろうか?とにかく私は期待している。










[PR]
by musicorin-nirock | 2014-12-03 21:39 | MUSIC

Strangers In Heaven / Nothing's Carved In Stone




筋肉質な大喜多のドラムと日向の強いフィンガーピッキングが絡み合う鉄壁ビートに、圧倒的な存在感でメタリックな音を放つ生形のギター。そして真っ直ぐ胸に響く村松の声。
4つの強い個性が張り合わずにバランス良くミックスされ、更に交じり合うプログラミングで音のダイナミクスを追求した一枚。
Introから続く爽快で迷いのない言葉が綴られた「Shimmer Song」を始め、誰もが「良い歌」と唸るであろう強いメロディが与えるエモーション。しかし、アルバムの中盤から後半ににかけては、刺激的かつ重圧なバンドサウンドでスピーカー越しにリスナーを煽る。
そして、彼らが貫く硬派な姿勢からは、バンドを続け得た手応えとぶれない強さが感じられる。

Strangers In Heaven

Nothing's Carved In Stone/ERJ

undefined




[PR]
by musicorin-nirock | 2014-11-19 22:00 | MUSIC

Keeper Of The Flame / the HIATUS




アコースティックの響きを生かした前作『A World Of Pandemonium』とは一変!
孤高なギターイントロから始まる「Thirst」の威圧感。美しいメロディが胸を熱くさせる「Something Ever After」。肌馴染みの良いエレクトロポップ「Unhurt」。
序盤から立て続けに披露するダイナミックなバンドアンサンブルには打ち込みが導入され、ジャンルの壁を超え、革新的な音世界をthe HIATUSは構築させた。
ロック色の強い1st、2ndで細美は孤独を叫び自身の存在意義を探し求め、音に救われ鳴らす喜びが閉じ込められた3rdを経て、そして生まれた今作は「音楽の楽しさをリスナーと共有したい」強い想いに溢れた表情豊かなヴォーカルも印象的。
東北への想いを込め書き下ろされた「Tales Of Sorrow Street」は、優しい風をあなたの心に届けてくれる。

Keeper Of The Flame

the HIATUS/ユニバーサルミュージック




[PR]
by musicorin-nirock | 2014-11-18 17:44 | MUSIC

記事の無断転載、引用はご遠慮ください。


by yu_tanai_coco
プロフィールを見る