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10/24 GRAPEVINE @長野CLUB JUNK BOX -club circuit 2015(番外編)-

後日きちんとしたライヴレポートをアップする予定なので、こちらでは番外編をお送りします。



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GRAPEVINEの毎年ほぼ恒例?で開催されるclub circuit (通称:クラサー)。今年は9月に野外コンサートが行われた東京と大阪の2都市を抜かした地方6都市(広島、福岡、名古屋、長野、仙台、札幌)を回り、残す所は仙台と札幌の2ヵ所であり、只今絶賛開催中。今回私は在住している関東から一番行きやすいと思われる街、長野へと向かいました。北陸新幹線で約2時間だったので、関東近郊にお住まいのバインファンの方がたくさん集まっていたのではないのでしょうか?

12時過ぎに長野には到着。お昼にお蕎麦を食べ、駅ビルで翌日の朝ご飯を買って(お焼きと林檎ジュース)、ホテルでのんびりした後に会場へと向かいました。

長野CLUB JUNK BOXは長野駅から徒歩10分足らずで行ける距離だったような・・・長野駅で降りたことが初めてであり、慣れてない場所なので定かではありませんが、そう遠くは無かったです。『again』というショッピングビルの7階に位置する長野CLUB JUNK BOXの壁には、バンドのフライヤーやらステッカーが隙間なく張ってあって、それだけで私はテンション上がる!!何よりもキャパ400人という狭い箱で、天井も低く、久しぶりに『THE・街のライヴハウス』という場所でのGRAPEVINEのライヴに大興奮しておりました。

定刻の18時を少し過ぎた頃にメンバー登場。ライヴはスタートします。

曲などについては一旦置いておき、それ以外でライヴを観ていて気付いたことを。Vo&Gの田中和将さんは、ほんっと~に良くお客さんを観てます。これにはびっくりしました。お客さん1人1人の表情を確かめているようでした。ライヴ中、ヴォーカリストの方は目線をPAさんに持って行くと良く聞きますが、彼の場合は違いますね。しかも、これまたにこやか~に歌うもんだから、目が合ってしまったもんなら本気で照れます。(それが勘違いだったとしても、彼の笑顔を観ているだけでも、照れてしまいます)。

そして、デタラメ言うのもほどほどにしないと怒られますよ…と内心思いつつも「田中さん、丸くなったよな~」としみじみ思ってしまったのがMC。先日、突然配信された“EVIL EYE”。話題のPVはご本人の私生活らしく(デタラメですよね?!)、またサビの♪確かめるぜ~イェッで決めるEVIL ポーズは相当お気に入りのようで、突然歌い出してはこのポーズ決める。この悪ノリ感はまるで小学生。あ、奈良県もお気に入りのようでしたね。お酒も入っていたこともあり終始ご機嫌で、突然♪フフフ~ンと鼻歌歌っちゃうし。あとはもう、いつものお決まりのパターン「長野にはもう二度とこないぜ~」とおっしゃられておられました(勿論デタラメ)。しかも、本編最後の曲が終わりステージをはけるときに、紙コップに入っていたお酒を、田中さんうっかりこぼしてしまって。「アンプにはかかっていない」とか云々言いながら立ち去って行きましたけど、ローディーさんがすぐにタオルで拭いてました…。

「マイペースにやらせてもらっています」とMCで話していた通りの(笑)驚く程のマイペースっぷりを発揮していましたが、決めるところはガツン決める。音楽へのプライドは、申し分なく演奏でガッツリ味わってしまいました。

そんな大らか過ぎる田中さんとライヴの雰囲気に「こいつらならわかってもらえるやろ」というファンに対して確固たるものが、今、あるんだろうなと思いました。私達リスナー1人1人の心の中にもあるように。言葉にするなら「信頼」。もう、そうとしか考えられないです。

最近のライヴや音楽全般のムードは、「皆で共有すること」が強いられている流れにあると思います。私はこの「皆と共有すること」で覚えた感動に救われてきた部分もあるので、一概に否定はできないけれど、長野CLUB JUNK BOXのライヴを観終えて、GRAPEVINEが提示し続けているライヴスタイルを改めていいなと思いました。ハンドウェイヴもシンガロングもなし。皆で一斉にジャンプなんて確実にしない。それでも、GRAPEVINEの音楽を聴いた一人一人が、思い思いに感じるものが彼らからのメッセージならば、それは本人だけにしかわからない特別なもの。それって、とても素敵なことだと思いました。音楽の本質的な部分の一つだし、何より心が豊かになる。夜にツイッターでも呟いたけど、本当に「GRAPEVINEを知らないなんて勿体ない!」と思いました。だから、一人でも多くの人に手に取ってもらいたい。

そんな思いで、今もいます。もしも、私にできることがあるのなら、できる範囲でGRAPEVINEについて伝えていけたらと思います。


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最後に。私は年齢の半分つまり人生の半分の時間GRAPEVINEを聴いていることに、つい最近気付きました(遅い)。高校生の頃から聴き始めたのですが、社会人1年目から30歳を迎える8年間は、取り敢えずCDは買ってライヴに行くことが習慣にはなっていたけれど、今のような熱心さは正直ありませんでした。音楽は常に流れている生活でしたが、とにかく自分の事が忙しくて、精神的にも肉体的にも余裕ゼロ状態で。前回「GRAPEVINEは心の特効薬」とライヴレポートに書いたように唯一の救いが彼らの音楽でした。

それでも、その精神的にアップアップな8年の間に耳にしていた曲を聴くと、思い起こされる記憶や感情が、実はたくさんあったことを思い知らされます。自分のことは勿論、印象的だった彼らのライヴのこともそう。どんどん、引っ張り出されます。

長野CLUB JUNK BOXでの私は、次々と披露される曲と、それを聴いたことで思い出した記憶を照らし合わせる作業を、自然と繰り返していました。まるでバンドと会話をしているような感覚で、当然ながら忘れていた感情がいくつも蘇りました。そして、とある曲を聴いたときに「私このままでいいんだな。大丈夫じゃん」と思うことが出来きました。悪戦苦闘の8年の間に出会った大切な一曲を聴きながら、これまでに、数多く色々なアーティストのライヴに行ってきたけど、自分の人生が絡みまくっているからこそ、一番自分らしくいられるライヴがGRAPEVINEなんだよなと思えました。

とても貴重な時間を長野で過ごすことができた私は「自分の夢に向けてがんばろう」と誓いました。諦めかけてはいたんだけど、でも、いつかまた何年後かにその曲をどこかで聴いたら、長野での出来事を間違いなく思い出すことになるはず。後悔はしたくない。だからその時までには、2015年10月24日に立てた誓いを果たせている自分でいられますように。勇気を出そうと思います。







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by musicorin-nirock | 2015-10-26 22:55 | LIVE | Comments(2)

9/12 GRAPEVINE@日比谷野外大音楽堂

数日前の大雨が嘘のような晴天に恵まれ、会場に到着するとセミの大合唱が私を迎えた、2015年9月12日。6年ぶりのGRAPEVIVE、日比谷野外大音楽堂ワンマンライヴ。

最新アルバム『Burning tree』の1曲目を飾る“Big tree song”でライヴの幕が上がり、“放浪フリーク”“真昼の子供たち”と、いつになく優しい空気が会場には広がる。オーディエンスを見渡しながらにこやかに歌う田中和将(Vo&G)を観ていると、自然と微笑み返したくなるほどの幸福感で胸がいっぱいだった。そして、亀井亨(Dr)が力強くドラムを叩き出し、西川弘剛(G)が眩い光のようなギターを鳴らし始めると、バンドのギアが切り替わったことがわかる。4曲目は“Glare”。<たかが満ち足りた世界で/胸がいっぱいになって/見たろ光を/走り出したくなって正解だ>と精いっぱい歌い上げる田中の声は、拭い切れぬ哀しみを歌い続けてきた過去よりも、ただ今を「生きたい」というひたむきな意志が強く感じられるものだった。そんな彼の背中を押すように、生命力溢れるバンドサウンドが会場一帯包み込むと、ライヴはまだ始まったばかりなのに私は涙が止まらない。しかし、強烈な余韻を残しながらも、奇天烈なギターリフを皮切りに始まった“コヨーテ”がブルージーな世界へと導き、金戸覚(B)の低音が炸裂する“冥王星”でフロアは熱を帯びていく。そこにノスタルジックな風を呼び込んだのは1997年リリースの1st Single“そら”。色褪せるものなど見当たらない。ただ、彼らの軌跡を感じさせるどっしりとした演奏だった。

曲の合間にビールの進む手が止まらない田中のMCは「飲めよ飲めよ」と言わんばかりに、売店の閉店時間が19時半までとご丁寧に何度もアナウンス。また、今のうちにビールを買っておけよと促す内容で大半が占められていた(笑)。そして、田中が一通り話し終えるとメンバー各々体制を整えバンドは演奏をスタート。先ほどまでとは別人のように、田中は歌い始めるのである。あまりに大らかにステージを進めるその様は、驚くというよりも、私は「さすがだ」としかもう言えない(笑)。例えば自身の生き様や、ロックバンドの在り方をMCを使って語り始めるバンドマンは数多くいる。ところがGRAPEVINEの場合は、この通りほとんど皆無である。彼らが腹の奥底に抱える情熱は、鳴らされるサウンドだけで存分に表現できてしまうのだ。その姿勢が顕著に表れていたのが”無心の歌”から始まった本日のディープゾーン。中でも一際異色を放っていた“SEA”は圧巻だった。重みのある鍵盤を高野勲(Key)が奏で、ゆったりとした波のようなアンサンブルが続く。ギリギリの精神状態を、冷めた表情で淡々と田中は歌い、どことなく漂う緊迫感。いつの間にか、催眠術にかけられたかのように、私の体は硬直し始める。この曲の前後に数曲演奏されているのだが、記憶と呼べる記憶が、私には正直見当たらないのだ。派手な演出などなかった。ただ、5人で紡ぎ出す音の引力によって、心が蝕まれてしまい、平常心を取り戻すのには、しばらく時間が必要だった。

だからきっと体内にアルコールを入れつつ、緩めのMCを挟んだほうが、メンバーもオーディエンスも精神的に楽なのかもしれない。「どうぞ皆さんご自由に今日のライヴをお楽しみ下さいね」ーーこれがGRAPEVINEお決まりの(暗黙の了解に近い)ライヴスタイルで、オーディエンスの様子も自由。会場は指定席であったため立って観ている人はもちろん、座って観ている人もチラホラいる。途中、席を外していた人を見かけたが、果たしてビールを買いに行ったのだろうか(笑)。曲の合間にそっと辺りを見回すと、GRAPEVINEを長年聴き続け、彼らと共に歳を重ねてきたであろう、いい大人の顔ぶればかり。その雰囲気に「ほっ」と安心していた、私もGRAPEVINEと共に歳を重ねてきた一人。

「日比谷に捧げる”This town”!」とお馴染みの前振りからの後半戦は、久しぶりに夏の暑さを取り戻したこの日のための“夏の逆襲“から、”KOL”“ GRAVEYARD”とオーディエンスを再び沸き上がらせて行く。そこにストンと落とし込んで来たのがPermanents(田中の高野のユニット)では最近では良く耳にしていた“smalltown,superhero”。田中の少年時代を歌う曲ではあるが、緻密なアンサンブルに乗る歌声には、現在の父親としての表情を覗かせていたような気がした。そして、本編ラストは“超える″。バンドの生き様をまじまじと見せつけるかの如く、ダイナミックなサウンドが大都会の夜空に響き渡る中<今限界を超える/そのくらい言って良いか>とガツンと決めた最後のサビ。その時、私は彼らのことを心から誇らしく思った。

私にとってGRAPEVINEとは心の特効薬である。ロックバンドに興味を持ち始め、彼らと出会った10代後半から15年以上、GRAPEVINEのサウンドがとことん心に効くことで何度もピンチを乗り越えてきた。そして、いつのまにか私の人生の節目には必ずGRAPEVINEが側で鳴っていて、切っても切れない不思議な縁が出来上がってしまっていた。ただ、彼らと同時期に出会い好きで聴いていたバンドのいくつかは、残念ながら既に解散をしている。この現実をふと思い出し、GRAPEVINEに出会ってから17年後、私がこの日を迎えられたことは奇跡のようなものだと気付くと、“超える”が演奏されている最中、急に感慨深さに襲われた。自らの表現に対する使命感を持ち、着実に可能性を広げながら、天邪鬼な姿勢を貫き続ける孤高のロックバンドは、メジャーデビューから18年間、時に荒波に揉まれながらもぶれることなく続いている。それを確信づけるかのように<今限界を超える/そのくらい言って良いか>と放てる姿は、あまりに格好良すぎるだろう。目から涙はこぼれなかった。しかし、私は胸の高まりを抑えることができなくなっていた。

温かな拍手に迎えられアンコールのステージに登場したメンバー。すると聴き覚えのあるベースのイントロに、ふわりと歓声が上がった。1曲目は“君を待つ間”。離れて暮らす恋人に向けた苦くも瑞々しい想いを、酸いも甘いも知ってしまった四十路を越えた主人公が当時を懐かしむよう歌う姿は、オーディエンスの恋の古傷にも、ちくりと沁みるものがあっただろう。しかし次の“RAKUEN“で見せたものは、歳を重ね、背負わざるを得ない代償をシリアスなロックンロールで提示していく姿だった。そしてアンコールのラストは“ふれていたい”。これが、最大級の多幸感に包まれた、どこまでも優しいエンディングだったのだ。思い返してみると、今から14年前に私が初めて行ったGRAPEVINEのライヴには今のような緩さはなかった。フロアから黄色い声が上がっても、メンバーはどこか素っ気なかった。しかし、メンバーも歳を重ね、彼らを聴き続けてきたオーディエンスも、同じ年数歳を取った。それを互いに確かめ合えたからこそ、緩さの中にも身をわきまえた心地よい大人のグルーヴが、日比谷野外大音楽堂には溢れていた。そして、「ファンと共にこの時まで歩いて来た」という想いが彼らにあるのならば、それがGRAPEVINEにしか鳴らせない「優しさ」なのだろう。「みんなで同じ方向を向かない(田中のMCより抜粋)」バンド、GRAPEVINEではあるが、サビの<ふれてイエーいよう!>の部分では自然と沢山の腕が上がっていた。その全てに応えていくよう、笑顔で歌い続ける田中を観ていたら、そう信じずにはいられなかった。


***

10代の頃からの憧れている人たちが、今も変わらず現役で新しい音楽を生み出し、ステージに立ち続けていることは、驚くほどの莫大な力を私に与えてくれる。そして、今回の日比谷野外大音楽堂ワンマンライヴで、この関係はきっとこれからも、ずっと続いていくのだと確信し、GRAPEVINEと出会えたことへの感謝の気持ちでいっぱいだ。


SET LIST
1 Big tree song
2 放浪フリーク
3 真昼の子供たち
4 Glare
5 コヨーテ
6 冥王星
7 そら
8 無心の歌
9 MAWATA
10 おそれ
11 壁の星
12 SEA
13 愁眠
14 This town
15 夏の逆襲
16 KOL
17 GRAVEYARD
18 smalltown,superhero
19 超える

ENCORE
1 君を待つ間
2 RAKUEN
3 ふれていたい


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by musicorin-nirock | 2015-10-24 00:03 | LIVE | Comments(0)

9/22 NICO Touches the Walls@スペースシャワー列伝15周年記念公演“大大大宴会”~東の宴~

9月22日、新木場STUDIO COASTで開催されたスペースシャワーTV主催『スペースシャワー列伝15周年記念公演“大大大宴会”~東の宴~。出演アーティストにはメインアクトをTHE ORAL CIGARETS、グッドモーニングアメリカ、NICO Touches the Walls、the telephonesの4組が務め、ニューカマーアクトとしてHalo at 四畳半、Bentham、PELICAN FANCLUB、LILI LIMITが選ばれた。

NICO Touches the Walls(以下NICO)のライヴが始まる前、メインアクト4組のバンドが過去に回った『列伝TOURダイジェスト映像』が流れた。そのトップは『スペースシャワー列伝JAPAN TOUR 2007』に出演したNICO。当時メンバー皆22歳で、ライヴ中に当時を振り返る光村龍哉(Vo&G)曰く「毎晩飲んで喉をガラガラ」にしながらツアーを回っていたそうだ。“泥んこドビー”と“そのTAXI,160Km/h”を演奏する様子は、目の前にいるオーディエンス相手に斜め目線で突っ掛かり、20代前半ならではの青さを吐き散らす。ただ、若干22歳の青年達が組んだロックバンドにしてはどこか古風な印象も受けたのだが、ポップでメジャーなものではない表現で、音楽の世界に飛び込んできた彼らの姿勢は、当時から本物だったと私は感心してしまう。そして、この2007年のライヴ映像を観た直後に始まったのが、平均年齢30歳のNICOのライヴ。演奏時間も短く、今年の夏フェスで披露されているお馴染みのセットリストではあったが、ダイジェスト映像を目の当たりにしたことで、強烈なインパクトを私に与えたのである。

真っ白なシャツとデニムパンツに身を包みステージに現れた4人。1曲目に披露されたのは“まっすぐなうた”だった。<間違ってた/なんか全部間違ってた>。2007年のスペシャ列伝後にメジャーデビューを果たし、今日まで走り続けてきた長い長い時間のことを歌っているのかと思うと、なんてドラマチックな始まりなのだろうと感極まりかけたのだが、そんな私の気持ちをよそに「今のNICOは最強」「誰にも負ける気がしないぜ」と強気なMCで光村は客を煽る。古村大介(G)はステージ上を動き回り、奔放にエレキギターを掻き鳴らし続け、坂倉心悟(B)と対馬祥太郎(Dr)の強力なリズム隊がフロアをグラグラと揺らし、光村はギラギラとした視線を投げつけながら歌う。4人の情熱がビシバシ伝わるサウンドを全身で浴びていると、歌が上手いだの、演奏が上手いだの、そういったことは一切無視して、『自分達はロックバンドとしてどうありたいのか?』という、バンドマンとしての根本的な部分で勝負に出ているように観え、ライヴ後半に披露された“渦と渦”がえらい感動的だったのだ。

NICOには、あれもこれも自分たちのものにしようと蓄えてきた過去がある。そして、メンバー全員30代を迎える前に一度全て削ぎ落とせたことで、「あなたに歌を届けたい」という、バンドの使命を担うこの曲が、結成11年目にしてようやく誕生した。決して器用とは言えないバンドであり苦労も多かったと思うが、諦めずに走り続けてきたからこそ「今のNICOは最強」「誰にも負ける気がしないぜ」と他のバンドを目の前に堂々と宣言でき、言葉通りのステージが私の目の前で繰り広げられていた。その姿は、今回共演したバンドにも、大きな勇気を与えたはずだ。この勢いを止められる曲者は、どこにもいないのではないかと思わざるを得ない程、野心剥き出しの4人。2007年のスペシャ列伝ツアーを回る彼らよりもどこか若々しく感じ、始まったばかりの30代を期待させるものがあった。年末には初の大阪城ホール公演、年明けは三度目の日本武道館公演を控えている。新たな壁に4人がどう立ち向かい、どんなフィナーレを見せてくれるのか。今からとても楽しみにさせてくれる、素晴らしいアクトだった。

SET LIST
1 まっすぐなうた
2 手をたたけ
3 THE BUNGY
4 ニワカ雨ニモ負ケズ
5 渦と渦
6 天地ガエシ


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by musicorin-nirock | 2015-10-11 09:42 | LIVE | Comments(0)

主にNICO Touches the Walls について書いておりますが、他にはGRAPEVINE と the HIATUS が好きです。記事の無断転載、引用はご遠慮ください。


by タナイユウ
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