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世界が終わる夜 / ACIDMAN




10月23日、Zepp Tokyoで行われた”ACIDMAN New Single 「世界が終わる夜」発売記念ワンマンライヴ“に足を運び、初披露された「世界が終わる夜」を聴いてきた。

穏やかな波のようにとても静かな始まりで、一歩一歩を踏みしめるように、ゆっくり丁寧に音を鳴らしていく。そして迎えたエンディングでは、身の毛もよだつくらいの最上級の盛り上がりを見せた。この日は、特別にレコーディングに参加した四家卯大ストリングスも加わり、3ピースのダイナミックなバンドサウンドと繊細な弦楽器が重なり生まれたハーモニーは、一概にエモーショナルという言葉で言い表すことを拒みたくなる程に想像以上の感動をオーディエンスにもたらし、熱気で噎せ返っていたライヴハウスに神が宿ったかのような、神聖な空気が充満していた。

ACIDMANは一貫して「死」をテーマとした作品をリリースし、そんな中で震災が起こり、大木伸夫(Vo&G)は死とどう向き合うべきか、どう表現していくべきか、を悩みに悩み、また表現者としての責任を感じていたのだと思う。しかし、自ら掲げたテーマについて様々な角度から見つめ直しその結果、彼が見つけたものは当たり前の日常であり<君は笑ってくれたね 僕はただそれが うれしくて/世界が終わる事なんて 些細なことさ >と歌えた。それは、広い世界から見たらとても小さな真実だが、誰もが共感できる大きな事実だ。

そして、この曲のプロモーションビデオのエンディングで大木が見せている涙は、彼自身もこの曲に救われていることを物語っているように感じる。


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by musicorin-nirock | 2014-10-27 18:35 | MUSIC

7/2 GO LIVE! VOL.2 ACIDMAN @ EX THEATER ROPPONGI

7月2日。

昨年の秋に新しくオープンした、
EX THEATER ROPPONGI に初めて向かった。
「GO LIVE !」というEX THEATER ROPPONGI が主催する、
対バン形式のライブイベントで、
数日間に渡り、様々なバンドが共演を果たした。
この日は、VOL.2にあたる。
出演はBOOM BOOM SATELLITESとACIDMAN。

その1バンド目に登場したのが、ACIDMANだった。

19時調度まわった頃に場内が暗転し、
「最後の国」のイントロが鳴り響く。
メンバーを迎えるかのごとく、オーディエンスのハンドクラップが始まると、
ACIDMANのメンバー、オオキノブオ(Vo.&G)、サトウマサトシ(B)、ウラヤマイチゴ(Dr)の3人がステージに現れた。
歓喜の声が上がる中、言葉もなくライブの幕が上がる。

1曲目は、最新シングル曲である「EVERLIGHT」。
オオキの弾き語りから始まり、
タイトル通りの「限りない光」を放つような、壮大なサウンドで魅了させ、
オーディエンスを沸かせた。

この後も、ミディアムテンポの曲が続く。
六本木という場所を意識したのだろうか、
今日のACIDMANからは、
どこか大人っぽい雰囲気が漂う。

中盤「アルケミスト」は、
まるで、一人宇宙の中にポツンといるような錯覚を起こしそうになる。
ライブハウスが、広々とした神秘的な空間へと変化し、
そこは、とても心地が良く、
いつまでも聴いてたくなる、優しさと安心感があった。


ここでオオキのMCが入った。

EX THEATER ROPPONGI の音の良さと、
対バン相手である先輩ミュージシャン、
BOOM BOOM SATELLITES への感謝の意を表し、
「今日、初めて演奏します。自由に楽しんでください。」
とい言葉からの、新曲「Stay In My Hand」。
激しさと静けさが混同した、アッパーなロックナンバーだ。

「静」から「動」へ。
この素早い切り返しも、ACIDMAN の魅力の一つだろう。
爆弾に火が付いたかのようにバンドは一気に加速し、
「風、冴ゆる」、「ある証明」と続く。
オーディエンスの盛り上がりもヒートアップし、
あちらこちらで、拳を上げる姿が見られた。

特に印象的だったのは、ウラヤマのドラムだ。
振動が地面を伝って全身に響き渡り、身悶えするほどの迫力があり、
戦士のような凄まじい姿をまんまと見せつけられ、
驚愕しっぱなしだった。
また、サトウとの抜群のコンビネーションから生まれるビートは、
一貫して安定しており、彼らの長年のキャリアを感じさせられた。


ラストナンバーは、「ALMA」。
「生きること、死ぬこと、愛、希望。それを今までずっと3人で表現しつづけてきた。」
という、芯の通ったMCの後に披露された。
まさしく、ACIDMANの「核」と言えるべき曲だ。

"奇跡を知る為に 誰もが此処で出合ったのだろう
平和の名の下に 哀しみを生む為ではないだろう?"

"世界の夜に 降り注ぐ星 全ての哀しみ洗う様に
さあ 降り注げ 今、降り注げ
心が消えてしまう前に"

"輝く星に 明日が見えるまで
僕らは手を伸ばす

時の流れに消えてしまわぬように
僕らは愛を抱く"

"最後の星の 最後の光まで
僕らは手を伸ばす

重ねた指の その温かさに
約束しよう"

一言、一言を噛みしめ、
オーディエンスに訴えかけるかの様に歌うオオキの姿には、
迷いの微塵も感じない。
今、彼らが伝えたいメッセージは、
全てこの曲に集約されている。

哀しみの先に見えてくるもの。
人の優しさや、小さくても輝かしい希望。
最終的に辿りつく先は「命の尊さ」なのだろう。
この世に「生」を授かったと同時に「死」と向き合い、
必ず誰にでも訪れ、逃れることはできない。

しかし「死」というものを、
マイナスに捉えるか、プラスに捉えるかで、
今という時間をどう生きていくのか、
何を選択して、人生を全うしていくのかが、
わかってくるのではないだろうか。

ACIDMANはそれを諭してくれる存在だ。

これは、彼らが長年「生きること、死ぬこと、愛、希望」について、
真摯に向き合ってきた結果であり、
ACIDMANの音楽が多くのファンに必要とされ、
心に強く響く答えなのだろう。

約1時間という短い時間ではあったが、
力強く、濃厚で、感動的なステージだった。


最後に。

誰もが、迷い、悩み、不安を抱えながら生きている。
だから、心に抱えている荷物を一度全て下ろして、
ありのままの姿で、彼らの音楽と向き合ってみて欲しい、
と私は思う。
きっとそこから、何かが見えてくるはずだから。




セットリスト

1 最後の国
2 EVERLIGHT
3 ストロマトライト
4 FREESTAR
5 Spaced Out
7 アルケミスト
8 Stay In My Hand(新曲)
9 風、冴える
10 ある証明
11 ALMA



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by musicorin-nirock | 2014-07-09 22:21 | LIVE

ACIDMAN




5月5日のJAPAN JAM でACIDMAN のステージ観た後に残しておいたメモが出てきました。
このライブの後、彼らの音を聴き返し始めたら、
すっかりはまってしまい、ついに来週、また彼らの世界を堪能してきます。
(ブンブンサテライツとの対バンイベントに出かけます。)

ACIDMANの世界はあまりに壮大で、
彼らの音に触れた、今の気持ちをまとめたくても、上手くまとまらず、
まだまだ、勉強不足なのが正直なところなのですが、
メモを読み返し、あの時感じたことをやっぱり残しておきたいと思い、
キーボードを打っています。

JAPAN JAMが私とって初めて観たACIDMANのライブでした。
上に貼り付けた動画、"ある証明”は2005年に発売され、
私が彼らを知るきっかけになった曲です。
それから9年が経ち、その間ほとんど彼らの楽曲を聴かずに過ごしてきました。

そんな状況の中で始まったライブ。
スリーピースのシンプルかつ骨太な力強い演奏に衝撃が走りました。
オーディエンスの熱気も半端なくて(特に男性)、
今日のライブへの期待感に負けないくらいの熱く激しい演奏から、
これまで共に築き上げてきた、
バンドとリスナー間の強い信頼関係をも感じました。

"EVERLIGHT"と本編のラスト"ある証明"を聴いたとき、
ACIDMANが守り続けている「信念」が伝わりました。
「信念」とは、タイトルにもある「LIGHT」、
つまり、誰もが産まれながら持っている「光」、
命の輝きであり、彼らが表現し続ける永遠のテーマ。
メジャーデビューしてから10年が過ぎてもなお、
一貫して一つのテーマにそって楽曲を作り続ける真摯な姿勢に気が付いたとき、
胸が熱くなり、思わず涙がこぼれてしまいました。

そして、時に激しく、時に優しく演奏し続ける3人の姿は、
真っ暗闇に輝く星のようで、まさに「光」そのもの。
JAPAN JAMのラストにふさわしい感動的なステージでした。





"EVERLIGHT"のショートバージョンを張り付けます。
さて来週、一体どんなステージを魅せてくれるのだろう。
新曲も発売される予定とも聴いているので、
披露してくれるのだろうか。

まずは、今までの楽曲をしっかり復習して
気合を入れて挑みたいと思います。



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by musicorin-nirock | 2014-06-27 23:03 | COLUMN